清華の変わらぬ日常。(改)

主に音ゲー・MHF関連のことをつらつらと書いていきます。ネタバレ等多数含むので悪しからず

...Change one's mind 心機一転

どうも、初めましての方は初めまして。お久しぶりな方はまた会いましたね。清華です。

特にさぁやるぞ!という意気込みがあったわけでもなく、なんとなくブログ再始動させたかったので新しく作り直しました。なのでいつ辞めるかもわからない状況ですがお付き合いの方、よろしくお願いします。

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始めたからにはとりあずなにか。音ゲーに関しては大まかにTop記事でまとめてしまったので。つい先日発売された新しいTCGの「Ange Vierge」(アンジュ・ヴィエルジュ。以下AV*1 )についてまとめましょう。詳しいルールについては続きにまとめますので、ここではプレイした感想でも。



  • VictorySparkとVanGuardを足して2で割ったイメージ

総じてかなり運ゲー要素が高い。勝利条件は相手のダメージゾーンにカードを8枚貯めたら勝ち、そして毎回与えられるダメージはカードによって違うが大体1点。しかし、VGのクリティカルトリガーのような要素があるのだが、その要素がトリガーを引く、ではなく任意の枚数デッキトップをめくり、そしてトリガーを発動させるための条件を満たす、というものである。具体的には続きのルールを見ていただくとわかるのだが、その要素がうまく発動すると3点位たたき出せたりするが、うまくいかないと1度も発動せず、ダメージレースで負けてしまう。
また、VSと似ているといったのは、コストの概念がVSのようにカードを裏向きでエナジーゾーンに置くためである。しかしVSは手札のカードを1枚、裏向きに置くだがこのAVはデッキトップをそのまま裏に置く、である。しかもこのエネルギーゾーンはすべてのプレイヤーに対して非公開情報なので、自分自身も確認することができない。このあたりはちょっと杜撰じゃないかなぁと思ったり。

  • ルールがかなり薄い

ルール自体もだし、ルールブックもだし。ルールに関してはまずプレイした、と起動効果を使った、との違いが曖昧である。起動効果を使うことはプレイじゃないか?などなど様々な疑問が浮かぶ記述がいくつかあり、それに対して公式に電凸したところ確認するため折り返し電話させてください等すぐに返答が返ってこない(その時は仕方がなく身内解釈で進め、5時間ほどしてから返答が来てわからないとの返答をいただきました)。
またルールブックがまさかのプレイマットの裏2枚を使って無理やり詰め込んでいる。なのである程度のQ&A等載せて欲しい項目が全て公式ブログないし公式サイトに丸投げ、であった。いくらなんでもまず疑問になるような事柄をある程度まとめて、多少なりともブックにしてTDにつけるべきじゃないかなぁ。

  • 色の意味の希薄

これに関してはまだ1弾しか出てないし、仕方がないのかな?とは思う。
現在4色(白・青・赤・黒)とあるのだが、それぞれの色の特色があまり感じられない。例えば黒なら相手を破壊する、とか白ならライフ回復、とかそう言ったイメージできるものがほとんど感じられない。つまり?色とキャラが違うだけで全く同じカード種類が4色分ある、といった感じだ。一応ブースターでのカードにはホント各色1,2枚程色の特色...?を持ったカードがある。そういうのをもう少しTD&ブースター1弾から出さないとすぐに人が離れちゃう気がする。

  • 総評

VSの際にも感じたが、面白い。けれどガッツリTCGとして取り組むのではなく、他のTCG*2の箸休めにやったり、身内で集まってわいわい遊ぶ時にやるといいと感じた。まぁ、いつぞやに遊んだFoWよりかは断然面白い、そう私は感じました。
また、TDがまさかまさかの500円という、ブースター2パックよりも安い驚愕の値段設定には驚いた。というか、この値段で販売しているので「どんなクソゲーなんだろう...」という興味本位で買ってしまった口である。とっつきやすさや興味を引く力は十分にあると思う。

  • 余談

余談だが、このTCGにはイラストレーターとしてコンマイ音ゲーでおなじみひなビタのビジュアル担当しているCUTEG氏もカードイラストレーターに参戦している。しかも地味に強カード担当。気になった音ゲーマーは是非確認を。


続きでこのAVのルールをまとめます。

  • 用語

フォール   :タップ、レスト、OFF等
アウェイク  :アンタップ、リフレッシュ、ON等
ブースト   :Lv5のカードだけが持つ、1ターン限りのカードを表します。
リンクフレーム:∑、Ω、∀(Ωと∑どちらかとして扱う)
PG      :プログレス。クリーチャー・スピリット・モンスターetc...
AC      :アクション。マジック、スペル、イベントetc...
シフト    :既にカードの置かれたゾーンに手札からカードをプレイすること

  • 勝利条件

対戦相手のダメージゾーンに8枚カードを置く
(本当に希に)山札のリメイク中、フレームを持つカードが墓地になく、リメイクができなくなった場合、無条件敗北

  • デッキ構築ルール

1 デッキは54枚
2 カード名が同じカードは4枚まで
3 Lv0でないリンクフレームを持つカードは16枚ジャスト入れなくてはいけない
4 Lv0のPGは4枚ジャスト入れなくてはいけない

では上記を踏まえてゲームの流れを追いつつルールを。

  • 開始前

Lv0のPGをPGゾーンに裏向きで置きます。
シャッフルし、じゃんけんをして勝った方が先攻です。
デッキから5枚カードを引き、必要のないカードがあれば任意の枚数墓地に置き、その分デッキからカードを引きます
デッキトップからエナジーゾーンにカードを裏向きで先攻は1枚、後攻は2枚置きます。
裏向きのPGゾーンのカードを表にして開始です。

  • アウェイクフェイズ

フォールしているカードすべてをアウェイク

  • ドローフェイズ

デッキからカードを2枚引きます

  • エナジーフェイズ

デッキトップからカードを裏向きにエナジーゾーンに1枚置きます。エナジーゾーンにカードが8枚ある場合はスキップされます。

  • メインフェイズ

ここでは手札にあるカードのプレイ、そして起動効果の使用ができます。
 ・カードのプレイ
  カードをプレイする場合、コストを払います。基本的にはカードの左上に書いてある数字の分、エナジーをフォールします。しかし、PGならPGゾーン、ACならACゾーンにカードが既に置いてある場合、シフトすることでコストを軽減することができます。
 ・起動効果
  起動効果はカードに書かれたコストを支払うことで発動できます。

そして、約束事として、PGゾーン・ACゾーンは1ターンに1度しか行動することができないという約束事があります。なので、2回ACカードを手札から使うことなどはできないということです。

  • アタックフェイズ

 ・まずアウェイクしているPGをフォールして正面のPGに対してアタック宣言します。この時、正面のPGにしか殴れません。
 ・次に相手は、手札のガードポイント*3が書かれたカードを任意の枚数手札から捨て、アタック対象にされたPGのパワーをガードポイント分上乗せ(パンプ)することができます。もちろんカードを捨てずに、パンプしないことも可能です。
 ・次にアタック側は、アタックしているPGがリンク効果を持っている場合、リンク宣言することができます。

~リンクについて~
大体の場合、「リンク-リンクステップ開始時【リンク○-×△□】~~」と書いてあります。【】の中に書いてあるのがリンク効果を使うための条件、コストのようなものです。例えば、「リンク-リンクステップ開始時【リンク8-2∑Ω】そのターン中、このカードのパワーを+5000」という記述だったとします。「リンク8」というのは、このリンク効果を使うと宣言した時に、デッキトップを落とす枚数を表しています。なので今回は8枚デッキトップをめくり、カード確認後墓地に落とします。そしてハイフンのあとについている「2∑Ω」というのは、発動条件です。めくったカードの中に、リンクフレーム∑を持つカードが1枚、Ωを持つカードが1枚、そして∑かΩどちらでもいいのでリンクフレームを持ったカードが2枚、合計4枚めくれた場合、発動条件が満たされる、ということです。例えば、8枚めくって、フレームなしが3枚、∑が2枚、Ωが3枚めくれたとします。この場合、条件である∑1、Ω1、そしてなんでもいいのでリンクフレーム2枚という条件を満たしているので発動できます。しかし、8枚めくってフレームなしが3枚、∑が0枚、Ωが5枚めくれたとします。この場合、Ωが1枚、なんでもいいからフレーム2枚は満たしますが、∑が1枚ないため発動することができません。
また、ダメージゾーンに表向きで置かれたカードは、1リンクに1枚裏向きにすることで、∑かΩのリンクフレーム1枚分として扱うことができます。つまり、ダメージを受けると任意で発動できるリンクフレームが一枚増える、ということです。

では、リンク効果の条件を満たし、無事リンクを発動できたとします。リンクを発動すると、【】の後ろに書かれたリンク効果を発動します。先ほどの例で言うと、そのターン中、このカードのパワーを+5000、だったので、カードのパワーに+5000されます。さらに、リンク効果とは別に、リンクボーナスとして相手に与えられるダメージが無条件で+1されます。

リンクは条件さえ満たすことができれば複数回発動できます。例えば「リンク-リンクステップ開始時【リンク8-2Ω】そのターン中パワー+5000」で、Ωが8枚めくれたとします。この場合、2Ωを2回発動するだけのフレームがあるので、2回発動でき、パワー+10000されます。しかしダメージにかんしては、複数回発動しても+されるのは+1までである。

 ・その後、パンプされた数値を計算し、お互いのパワーを比べます、この時、アタック側のパワーがガード側のパワーと同じかそれ以上の場合、バトルに勝利、ダメージが通ります。ダメージはダメージの数値分デッキトップをめくります。この時、フレームを持つカードをめくった場合、フレームを持つカードは墓地に、それ以外のカードがダメージゾーンにいきダメージカードとして表向きに置きます。

 ・これらの流れを、任意の回数終わらせたらアタックフェイズは終了です。もちろんアタックせずに終わることもできます。

  • エンドフェイズ

エンドフェイズでは「場のブーストを持つカードを墓地に退却」「手札が8枚以上ならば、7枚になるように調整」「アクションゾーンのカードを墓地に」「そのターン中の効果が終了」これらを済ませ、ターンエンドです。

補足として、こんだけデッキをめくっていたらデッキがあっという間になくなります。なので、デッキが0になった場合、墓地のフレームを持つカードを1枚除外し、デッキをリメイクします。


これらが一連の流れです。その他よくある質問などは公式に問い合わせるか、コメントでどうぞ。分かる限りお答えします(ただ、頻繁に確認するわけではないので、公式に問い合わせる方が早いと思います)

*1:AVって書くと誤解が生まれそうな件については内緒

*2:ChaosTCGやMtGなど、頭を使うもの

*3:ガードポイントはパワーの横の数字。基本的に4000